嘘の無い世界☆それは☆彼の世界

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自閉症で重度知的障害のある息子。虐待で支援学校に行けなくなってから早7年。傷ついた心は何処へ

話す事が出来ず、訴える事が出来ない重度知的障害児達の苦悩と苦痛

エテの苦悩と苦痛

 

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エテが養護学校に入学後、暫くたって壁に書いていたらくがきです

 

書くところは見ておらず後で気が付きました

 

消さずにそのまま、ずっと残してあります

 

ある意味、エテが学校に通っていたという証でもあります。

 

なので消すどころか大切に残しています。

 

まあ、たった3か月の通学だったんですけどね(笑)

 

らくがきと言うより、思いや訴えと言った方がいいかもしれません

 

何て書いてあるかわかりますか?

 

 

〇〇せいせいや(〇〇先生いやだ。担任の名前。紙で隠してあります)

 

がっこういやだ

 

ぼうしやだ(学校に行く時にかぶる帽子)

 

りゆくいやだ(リュックいやだ。学校行く時に背負うリュック)

 

くつしたいやだ

 

くついやだ

 

おふろいやだ(洗面器ぶろ)

 

 

6年ぶりにこのらくがきを見ました

 

学校に行く事が本当に辛かったんだと思います

 

当時のエテの気持ちを考えると・・・母として辛く悲しいです

 

入学したての6歳の障害児がこういう事を書かねばならない状況

 

理解出来るでしょうか

 

 

以前のブログにも書いたと思います

 

エテが学校に行く事が辛い様子だったので学校を休ませていた時。

 

担任が連れに来た事があります

 

その時エテは、紙に自分の嫌だと思う事を必死で書いたのです

 

上の写真のらくがきにある内容も、紙に書いていました

 

その紙を担任に渡し、担任はその紙だけを持って学校に戻って行きました

 

エテが紙に書いた自分の気持ち。一生懸命、必死で書いた自分の気持ちでした。

 

ある程度考えて貰えるかもしれない。エテの苦悩を少しだけ考慮して貰えるかも・・

 

そう期待していたのですが、結果は全く違っていました。

 

『上の学年の男の先生が、これは鍛えがいがあるなって言ってましたハハハ』

 

次の日、家に来た担任にそう言われました

 

エテが一生懸命紙に書いた気持ち、それは空振りに終わりました

 

早く上に上がって来いと。上に上がって来るのが楽しみだと。鍛えがいがあると。

 

そういう事だったようです。入学したばかりのエテの未来です

 

学校に通い続け、上の学年に上がった時。。。

 

未来のエテを待ち受けているものとは。。。何だったんでしょうね

 

行ってないのでわかりません。

 

でも、ただひとつ。確実に言える事があります

 

それは、学校に行かせなくて良かったという事です。

 

怪我をして行けなくなった、行かせなかったというのが正しいですが。

 

ケガもなく、あのまま行かせていたら今頃は鍛えられていたのでしょうね。きっと。

 

想像しただけで恐ろしいです

 

言っておきますが、エテは重度の知的障害がある自閉症です。

 

3歳の時からひらがなに興味を持ち、文字を覚え、少し書く事も出来ます

 

頑張って一生懸命覚えました。母も一生懸命教えました。

 

文字を覚える事が出来たのは、文字が大好きだったエテの努力の賜物です

 

でも、ですが・・・それだけです。他には何も出来ません。

 

健常児が普通に出来る事の一体どれだけの事が出来るでしょうか

 

たったひとつのエテの大好きな、ちょっとだけ自信のあるひらがな。

 

そのひらがなで一生懸命書いた自分の気持ち。。。でした

 

それを見た養護学校の先生達は笑い合い、鍛えがいがあると鼻息を荒くする。

 

いったい、どこの世界の話なのでしょうか

 

エテはまだ気持ちを少しだけ書く事も出来ますが、何も出来ない子もいる筈です

 

障害児を持つ親として腹立たしく、悔しいばかりです

 

 

養護学校での暴力・体罰・虐待

 

9月12日の養護学校での体罰、暴行のニュースを全く知りませんでした

 

情けないばかりです

 

このニュースを教えてくれた方に心から感謝します

 

エテは、耳を触られる事やお腹、特にへそを触られる事が本当に恐怖でした

 

私にはわかり得ない、何かしら神経が敏感になる個所なのだと思います

 

だいぶ薄らいでは来ていますが、今でも耳やへそは触られる事を異常に嫌がります

 

耳の周りが濡れる事や、お腹が濡れる事が恐怖で体は拭いてあげるしか出来ません。

 

風呂を怖がり、無理やり入れようとするとパニックをおこしてしまうのです。

 

今、無理してパニックになる様な事をやらなくてもいずれ変わるに違いない。

 

風呂でパニックを起こして怪我されても嫌だし。

 

そう思っていました。

 

担任にもその旨、話をしていました。

 

にも関わらず、毎回毎回洗面器風呂に入れられていました

 

何故その様な事をするのか全く説明もなく毎回行われていました。

 

エテにとって洗面器風呂に入れられるという毎回の行事がどれ程恐怖であったか?

 

母の訴えも、エテの訴えも、担任にとっては大した問題ではなかったのでしょう

 

 

障害者の人格や尊厳を、暴力・虐待等で侵害し、また追込むような人間が、(学校含

む)障害者施設等で働いたり、何かしらの関わりを持つような事は決してあってはならないと

思います。切実に思います

 

教師がたいして考える事もなくやっていたであろう行為が、障害を持つ子供達にとってはどれ

の苦痛や恐怖であたろう

 

話も出来ず、訴える事も出来ない子供達の苦悩や苦痛、そして恐怖

 

 

エテの場合

 

学校や担任を怖がる事学校内で爪が剥がれる怪我をした事長期の登校拒否等

 

沢山の問題がありました。

 

親として知りたい事も沢山ありました

 

ですが、その事に真摯に応えてくれる人間は誰一人としていませんでした

 

そして4年生の時に学校から児童相談所に話を持っていかれました

 

親に問題があるという事で児童相談所の方に話がいったと聞きました

 

学校側で何一つ問題を解決しないまま児童相談所いきです。

 

学校で解決出来ない、解決したくないから勝手に相談所に持って行ったという事です

 

児童相談所の人に、エテに対する学校の行為は虐待ではないのかと聞いた事もあります

 

エテに関わるなかで、エテの事を本気で心配する人が一人でもいてくれたら

 

学校のやっている事はおかしいのではないか?と真剣に耳を傾けてくれる人がいたら

 

もしかしたら、今回のニュースの様な、教師による暴行はなかったかもしれない

 

学校が変わって、辛い思いをしたのはエテだけですんでいたかもしれない

 

それを考えると、あの時、何故もっと強く学校に責任を問わなかったのか?

 

それが悔やまれてなりません

 

教師の体罰、暴行にあった子供が心に傷を負っていなければよいがと本当に思います

 

大事な子供を傷つけられ辛く、悔しい思いをしているだろう親御さんの心を思います

 

 

 

ところで

 

エテの登校拒否と、エテの爪が剥がれた事件についてですが。

 

以前は何故か児童相談所に丸投げされてしまいましたが。

 

これも解決して貰えると有難いです

 

既に6年以上放置され続けてますが。

 

養護学校に通う子供達や親御さん達の為にも

 

6年前に何があったのか説明してあげるといいのではないかと思います。

 

エテは2度と行く事はない養護学校ではありますが。。。

 

 

正直、はらわた煮えくり返ってます