エテ、具合が悪くなる。
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今回はエテの入院について書いておきます。
ある日、エテが口の中を指差し「くちがーくちがー」と言い出しました。
口の中の不調!?喉の痛み?何か飲み込んでしまったのか?
口の中を見てあげますが特に何かがあるようには見えません。
どこがどうあるのか本人が「くちがー」と口の中を指さすばかりなのでどうにも理解出来ません。
食事もとれるし水も飲めるし、熱もありません。
それでもエテは口を大きく開け「くちがー」と口の中を指差し訴えてくるのです。
エテはどこかが痛い時や気になるところは「ふーふーするの」「血がー」の様な言葉で訴えてきます。
歯が痛い時は「(痛み止めの)とんぷく飲むのー」と言います。
「ふーふーするの」「血がー」「(痛み止めの)とんぷく飲むのー」エテが伝える事の出来る不調がある時の、数少ない訴える言葉がどれも出てきません。
どこがどうあるのだろうと不安になってきます。
そのうち喉や首、胸の痛みを訴えてくるようになりました。
胸を指差し「ここ、ここ」と言うのです。
「胸が痛いの?」と聞くと「胸が痛いの」とオウム返しされます。
この場合のオウム返しはその表情などからただのオウム返しではなく、本当に痛いのだなと判断します。
口の中の不調、喉や首、胸の痛み・・・母にはもうわかりませんのです。
熱もないし、この時には咳もほとんどありませんでしたから。
でも・・確実にエテの体の具合は悪くなっていくのです。
エテ、救急へ連れて行き、そして入院へ。
私が家で様子をみていてもエテが良くなる気配はありません。
いえ、寧ろ悪くなっています。
もうこれは病院に連れて行くしかないと(夜だったので)救急に連れて行きレントゲンを撮ってまらいましたが・・特に異常はありませんでした。
喉が赤いし風邪ではないかと診断してもらい翌日は家で静かに過ごしました。
ですが、体の不調は相変わらずで良くはなりません。
翌日、2回目の救急から帰った時から一気に具合が悪くなってしまいました。
しゃがみ込んだまま動く事が出来ず、息もとぎれとぎれ痛みと苦しさから表情が歪んでしまっています。
エテのこんな辛そうな顔を見るのは初めてでした。
痛みや辛さ、不安から「ママ・・」と言って泣き出すエテを抱きしめ私の目からも涙が溢れました。
エテの上唇の色が悪くなっているのを見て、動揺しました。
慌てて救急車を呼びましたが、もしかしたらもう駄目なのかもしれないという思いが頭をよぎりました。
私の脳は完全にパニックを起こしていました。
救急隊員の方が到着し「お母さん、落ち着いて」と言われてやっと我に返りました。
救急車に乗る事を嫌がるエテを説得し何とか乗ってもらい、病院に向かいました。
病院でCTとレントゲンを撮ってもらったのですが、この時に初めて肺に空気が漏れている事がわかりました。
午前中に来た時には何も写っていなかったレントゲンに症状が悪化したからなのか、やっと写し出されてきました。
この時に判明した病名は「気胸」でした。
「気胸」がどういう病気かはよくわかりませんでしたが、エテを苦しめていたものが何か判明した事が私にはとても嬉しく、思わず良かった・・と言ってしまいました。
具合悪いのに・・
ボールペンであちこちに落書きして・・
ボールペン取り上げられたでござる!!
(;´д`)トホホ
いや・・ボールペン、病院のだし!
入院、そして退院。
気胸(ききょう、Pneumothorax)は、何らかの理由で肺の空気が胸腔内へ漏れ出し、その空気が肺を圧迫し、肺が外気を取り込めなくなった状態である。
病因 多くは自然気胸(原発性自然気胸 Primary spontaneous pneumothorax および続発性自然気胸 Secondary spontaneous pneumothorax)で、肺胞の一部が嚢胞化したもの(ブラ Bulla)や胸膜直下に出来た嚢胞(ブレブ Bleb)が破れ、吸気が胸腔に洩れる事でおこる。胸痛をきっかけに受診することが多い。知名度が低いため、喘息などと勘違いして放置されることもあるが、それほど珍しい病気ではない。
年配者の気胸は、肺気腫・結核・肺癌などの基礎疾患に伴う続発性気胸が多い。女性の場合は、子宮内膜症が横隔膜や肺に広がり月経とともに剥がれ落ちて起こる、月経随伴性気胸の場合もある。交通事故などによる肋骨骨折が原因となるものや、点滴誤穿刺、気管支鏡検査による合併症、鍼による肩背部・胸部などへの直深刺などによる外傷性気胸もある。
症状 多くは突然発症する。呼吸をしても大きく息が吸えない、激しい運動をすると呼吸ができなくなるなどの呼吸困難、酸素飽和度の低下、頻脈、動悸、咳などが見られる。発症初期には肩や鎖骨辺りに違和感、胸痛や背中への鈍痛が見られることがあるが、肺の虚脱が完成すると胸痛はむしろ軽減する。痛みは人によって様々で、全く感じない人もいれば、軽微の気胸で激痛を感じる人もいる。
自然気胸の場合、両方の肺で同時に発症することは稀だが、片方の肺が発症するともう一方に負担がかかるので、可能性は少なからずある。両肺で同時に発症した場合は酸素が供給されないため危険である。症状が悪化すると、胸部の皮膚に気泡のようなもの(皮下気腫 en:Subcutaneous emphysema)が現われることもある。気胸『ウィキペディア(Wikipedia)』より
エテの場合は自然気胸という事でした。
入院し安静にして毎日レントゲンを撮りながら、空気の漏れる量を経過観察しましょうという事でした。
漏れる空気が多くなると肺を圧迫して良くないので、そうなったら針を刺し漏れた空気を抜くという事でした。
入院した日は痛みと辛さからほとんど眠る事の出来なかったエテでしたが、安静にする事で少しずつ良くなっていきました。
毎日撮ってもらうレントゲンでも悪化はしていないという事で安心でした。
咳はひどくなっていたのですが、「気胸」の方は順調に良くなっていき予定よりも早く退院する事が出来ました。
エテのかかった「自然気胸」はお医者さんの話だと背が高く痩せた男性がなりやすいという事でした。
後は成長期とか大きな声を出した時とか・・
調べたら若い男性がかかりやすいとも書いてありました。
大きくなって欲しいけど、背が高くなって痩せて気胸になるんだったら・・嫌だなあ
お医者さんに「エテが緊張性気胸という可能性はないか」と聞いて確認したところ、「自然気胸」だとハッキリ言ってもらえました!!
良かったです!!
緊張性気胸
胸腔に漏れ出した空気が著しく多く、陽圧になって対側の肺や心臓を圧迫している状態を緊張性気胸という。この場合は血圧低下、ショックを来たし、緊急に胸腔穿刺を行わなければ死に至る。これは、心臓は勿論肺も、血液が体内を一巡するごとに必ず通る臓器だからである。しかも肺の毛細血管の還流圧は低いため、血液が肺の毛細血管を通過できなくなる(心臓に戻って来られなくなる)という事を意味する。本症においては、処置に時間の掛かるドレナージではなく、迅速な穿刺を行わなければならない。関連して、右肺よりも心臓に近い左肺の気胸が、ショック死などのリスクが高い。
緊張性気胸による呼吸困難に対し、人工呼吸は禁忌である。胸腔内圧を更に上げる事になり、肺の虚脱が亢進する。緊張性血気胸・血胸では緊急手術となることもある。気胸『ウィキペディア(Wikipedia)』より
元気でいて欲しい、丈夫でいて欲しい・・・
痛いの痛いの飛んでいけ~~~~
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