嘘の無い世界☆それは☆彼の世界

嘘の無い世界☆それは☆彼の世界

自閉症で重度知的障害のある息子。虐待で支援学校に行けなくなってから早7年。傷ついた心は何処へ

夜中に息子が変な事言うから怖い

息子と過ごす昼夜逆転の夜。。

息子の昼夜逆転が続いています!

たまに夜寝てくれることもあるのですがせいぜい一日か二日・・

きっと、自分で作り出している ❝こだわり体内時間❞ というものがあってそれを基に生活しているんじゃないかと思ったりしますが・・

どうなんでしょうか?

暗くなったから、夜遅いから眠らなきゃいけない!という考えは基本息子にはありません

私も寝不足の中、頑張って昼間息子を起こしておこうとしたり外に連れ出そうとしたりしますが息子にその気はありません

 

病院に行く時だけは何故か外出にOKサインを出してくれます

病院の予約がお昼を挟んだ前後なので昼間寝かせずに連れて行きます

家に帰って疲れて眠い筈なのに夜遅くなっても寝ません

 

障害からきてるであろう気分の浮き沈みも激しく、私がやってあげようとするいろんな事が無駄な努力で終わったりする事は日常茶飯事です

 

まあ、それが障害なのだと割り切ってはいますが・・

 

そういうわけで夜・夜中息子と毎日を過ごしています

長い夜を私も息子もそれぞれ好きな事をして過ごします

 

フㇺ、好きな事!?

 

身体が疲れ切り、正直私は好きな事なんて思い浮かびません!!

そもそも毎日家にいて好きな事・・!?

ん~私には好きな事さえ無いのか・・!?

ただ夜起きているだけで・・

時間はあるのに寝る事は許されず好きな事も思い浮かばず・・

 

って、何の修行なんだ(´;︵;`)

 

そう思いながらカーテンから漏れてくる朝日に脳がちょっとやられる感じ

ため息でやり過ごしアイスコーヒーで脳をシャキーンと起こして

息子が眠るまでもうひと踏ん張り・・٩(。•̀ω•́。)و

 

寝不足で食欲はないのですが、だからといって痩せるわけではありません

全然痩せない!

絶対痩せない!

決して痩せない!

 

食欲無いのに痩せられないなんて・・

これ、人体の不思議じゃないですか?

 

それとも、もしかして・・

ボーっとして朦朧とした頭で冷蔵庫でも漁って何か食してるんですかね?

 

いやそれはないな・・

そもそも冷蔵庫に食料無かったっス!

 

息子が言う怖い事・・

息子はよくひとり言を言っています

ひとり言と言っても誰もが耳にするような言葉ではありません

宇宙語みたいな普通に意味のない言語です

 

時々、何かを思い出しているのか・・?

あるいは何かを考えているのか・・?

はたまたいたずらでも企んでいるのか・・?

にこにこしたり声を出して笑ったりしています

こっちまで嬉しくなり、そして幸せにしてくれる息子の笑顔です

それがたとえ・・

母へのいたずらを企んでいる時の笑顔・・だとしてもです

 

そんな息子がある日の夜中

いつもと違ってとても静かにしていました

息子からいつも発せられる宇宙語が聞こえて来ないのです

あれ?もしかして・・寝てくれた?

私は自分の部屋からそーっと息子の様子を伺ってみました

そこには・・

いつも目をつぶっているのにその時は目を大きく開け、神妙な顔をして座っている息子の姿がありました

 

え、何?と思って「大丈夫?」と声をかけました

息子はじっとこちらを見て無言で台所を指さします

普段と違う息子の様子に既に母は怖いのよ・・

時間も夜中だし・・

「どうしたの?何?」と聞いても

息子は台所に目をやり無言で指をさすだけです

 

もうさ~

こっちが聞く事に対して息子は何も答えてくれないから何が起きてるかわからないじゃん!?

私は怖がりのビビりだから息子の様子を見ただけで怖すぎてイライラしてくるのよ・・

 

動物とか無垢な子供って大人に見えない何かが見えたりするじゃないですか?

 

いとこが昔話してくれた事があるのですが

いとこの娘、私にとっては姪になる子がまだ小さい時一緒に山に行ったらしいんです

山の中を歩いている時に、突然姪が歩くのを止め上を指さしていとこに言ったらしいんです

『お父さん、木の上に人がいっぱいいるよ』

いとこはぎょっとして姪の指さす方を見ても勿論誰もいません

いとこが『誰もいないよ』と言っても姪は

『お父さんには見えないの?人がいっぱいいるのに。あそこで何してるの?』

どうしてお父さんにには見えないのかと逆に不思議がられる始末だったそうで

さすがにいとこもゾッとして怖くなり急いで帰ったらしいんです

 

私だったら確実にその場で気を失ったでしょうね!

怖すぎ嫌すぎ・・

 

息子は純粋で無垢な子供です

動物的なあるいは神がかった的な、私には見えないものが見えたり何かを感じ取ったりする事があったとしてもおかしくはないと考えています

 

それでも実際そういう事があると

普段目をつぶっているのに突然目を開けるのは何かがそこにいるからなの?

何かが見えて何かを感じるからなの?

と、恐れてしまいます

 

しばらく同じような体制でじっとしていた息子が急に指を動かして「止めてきて」みたいに言います

ジェスチャー付きで指を下に何回も振って・・

台所を指さしているのですが怖いからなるべく行きたくない・・

 

私は考えるわけです

 

止めるって何だろう?

電子レンジ?換気扇?ガス?

目星をつけて急いで台所に行って調べます

ですが、何もついてないし、何も動いてない!

台所から戻って息子に「何もついてなかったよ」と報告しても息子の様子はさっきと変わりません

もう一度見に行って同じ事を息子に話しても息子の様子は変わらず同じ状態です

3、4回見に行っても何もない・・

「何もないからもうママは見に行かないよ」と言って終わりにしました

 

そのあと私は自分の部屋に戻ってしばらく布団にくるまって震えてましたさ・・

 

結局、息子の言う台所で止めてきてって言うのが何の事なのかわからないんですよね!?

息子だけが思う、感じる、見えるものなのか・・本当にわからないのです

わからないから余計に怖いのです、ビビりだから!

 

それから何も言わないので息子の中では解決したのかもしれません

ですが、私は何も解決してません!!

夜中にただ怖い思いをさせられただけで何も解決してないですよ!?

 

息子の言う「止める」というのが何なのか?

それはいつのまにかひとりでに止まったのか?

その前に、何かが本当に動いていたのか?

母が何度も見に行ったけど何もどうにもなってなかったのよ!?

 

夜中に話の出来ない無垢な息子と過ごしているとこんな恐怖も味わわされます

 

この真夜中の意味不明な出来事の一番良い解決方法・・

 

それは

 

 

息子が自分で台所に行ってその何かわからない動いている物を止めてくる事なのですよ!?

 

それしかないのですよ、本当に!!

 

でも息子は絶対に頑として動きません!

 

動こうとしません!!

 

それは何故か?

 

 

きっと、ボーっとしている母に恐怖と刺激を与えてあげようと考えているからに違いありません

 

 

ボーっとして動きが鈍くなっている母に喝を入れるために!!

 

 

素晴らしい息子ですわ()

 

 

ありがとう

 

 

 

 

君の笑顔は最高だね

 

いつもいつまでも

 

笑っていて欲しい

 

優しい君であれ