児童相談所から人が来た
想像もしていない展開だった。
児童相談所から人がやって来たのだ。
『学校から言われて来たんですよね?』
『そうですね』
『児童相談所という事は私が子供を虐待しているという事ですか?
虐待で学校に行かせないとの通報が学校からあったのですか?』
『まあそうですね』
折しもその頃、テレビでは親のネグレクト問題を頻繁に取り上げていた。
児童相談所・・学校にとってこんな都合のいい機関はないのではないか!?
電話して『子供を学校に来させない親がいる。困っている』と言えば済むのだ
自分達で解決出来ない登校拒否児は児童相談所に丸投げ。楽なものだ
児童相談所と関わっている間、家に来た先生はほとんどいなかった。
毎週か、間が空いても2週間に一度は来ていたのにパッタリ来なくなった。
学校と相談所との間でどの様な話が行われていたのかはわからない。
だが、学校側から全く人が来なくなった事で察するに全面的な丸投げであろう。
では何故学校が児童相談所に話を持っていく事になったか!?
答えは明らかだ。私が《警察》という名前を出したから。それ以外考えられない
だが私ははっきりと警察に行くと言ったわけではない。学校の方で状況が
分からないのであれば警察に調べてもらう事も必要ではないかと問うたのである
障害児でも健常児でも、学校で怪我をした場合余程でない限り解決出来るであろう
遊んでいて、あるいは運動していて、とかなら、先ず怪我や傷の手当てをしてやり
親に状況を報告し、同じ事が2度と起きない様な対処を考えていく筈だ。
エテの場合はどうだ?親が怪我をした時の状況を知りたいのは当然だろう
そして、それに対して真摯に応えていくのが当の学校側なのではないか?
親の疑問を無視し、碌に調べる事もなく、対処出来なければ児童相談所へ・・・
残念であり、悲しいばかりだ
私は未だに、どこで、どうして、どうやってエテが怪我をしたのか分からない
何も分からないままだし、何も解決はしていない。時は過ぎるけれども・・
特別支援学校では、子供が怪我をした時に
親が状況を知る事も、真実を知りたいと思う事も
その願いさえも許されないのか
支援学校へのお願い
エテと同じ様な状況で怪我をする子供が出ない様に対処して欲しい
エテは2度と行く事は無い支援学校だがまだ沢山の子供達が通っている筈だ
話を出来ない子も、気持ちを上手く伝えられない子供もいるだろう
子供達を大切にして欲しい。子供達を大事にして欲しい。
安全を第一に、そして、エテの様に学校を怖がる子供がいないように。。。
重度知的障害のある自閉症児の親として支援学校の先生方にお願いしたい