嘘の無い世界☆それは☆彼の世界

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自閉症で重度知的障害のある息子。虐待で支援学校に行けなくなってから早7年。傷ついた心は何処へ

目には目を歯には歯を(ハンムラビ法典)を考えてみた

 

ハンムラビ法典

 

ハンムラビ法典に記述されている余りにも有名な文言ですね

だから何?と言われると困るのですが、ふと思い出しました

学校で習った記憶があります。恐ろしいけど理にかなっていると思いました

“こんな風に思っている人が世の中にはごまんといるのではなかろうか”

勿論復讐の意味で、です。では本当に復讐の意味なのでしょうか?

以前何かで復讐の意味ではないと読んだ事があって、その時は

“ふーん。そうなんだ”と思っただけでよく調べもしませんでした。

復讐の意味でなければ何?目を潰されたら相手の目を潰し、歯を抜かれたら

相手の歯を抜いてしまえ!という復讐の言葉だとずっと思っていたのです。

ふと思い出したのをきっかけに調べてみました!!

 今は便利です、wikipediaというものがあって直ぐ調べられます。

 

ハンムラビ法典(ハンムラビほうてん、英語Code of Hammurabi)は、紀元前1792年から1750年にバビロニアを統治したハンムラビ(ハムラビ)王が発布した法典。アッカド語が使用され、楔形文字で記されている。材質は玄武岩[1](当初は閃緑岩と鑑定されそう記述されているものが多い)で高さは2m25cm、周囲は上部が1m65cm、下部が1m90cm、発見当時は大きく3つに破損していた。

目には目を、歯には歯を」との記述は、ハンムラビ法典196・197条にあるとされる(旧約聖書新約聖書の各福音書にも同様の記述がある)。しばしば「目には目を、歯には歯を」と訳されるが、195条に子がその父を打ったときは、その手を切られる、205条に奴隷が自由民の頬をなぐれば耳を切り取られるといった条項もあり、「目には目を」が成立するのはあくまで対等な身分同士の者だけであった。(ハンムラビ法典 wikipediaより)

読む物によって約3700年前とか 約4000年前とかありましたが、いずれにしろ

大昔の法典みたいです。こんな昔にこんな法典作るなんて凄いなあ。

昔から人は人としてしっかり生きていたんですね。

「目には目を、歯には歯を」だけではなく、「手」や「耳」もあると知りました。

“子と父” や “奴隷と自由民” の様な対等ではない身分同士の場合は

ちょっと厳しいという事でいいのでしょうか!!??

相手を打っただけなのに手を切るとか、頬を殴っただけなのに耳を切り取ら

れるとか、ちょっと差がある感じ。打つ・殴るの限度もあるのでしょうが。

 

「目には目を」が成立するのはあくまで対等な身分同士の者だけであった

 とあるので、「目には目を、歯には歯を」というのは友達同士とか?

いや、友達でも身分が違う事もあるし・・いやいや!そもそも身分が違えば

友達にも成り得ないだろ!?特に昔は!?・・一人突っ込みです(笑)

対等な身分の友達、これですね(納得)すいません、当たり前過ぎて。

夫婦間ではどうだったんだろ?

 

ハンムラビ法典の趣旨は犯罪に対して厳罰を加えることを主目的にしてはいない。財産の保障なども含まれており、奴隷階級であっても一定の権利を認め、条件によっては奴隷解放を認める条文が存在し、女性の権利(女性の側から離婚する権利や夫と死別した寡婦を擁護する条文)が含まれている。後世のセム系民族の慣習では女性の権利はかなり制限されるのでかなり異例だが、これは女性の地位が高かったシュメール文明の影響との意見がある。(ハンムラビ法典 wikipediaより)

 “犯罪に対して厳罰を加えることを主目的にしてはいない”・・って。へーそうなんだ。

ここだけ読むと奴隷階級や女性の権利にも優しい法典に思えました。

考えていたものより随分平等な法典なんだなーと言うのが率直な感想です

 

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現代では

 

現代では、「やられたらやりかえせ」の意味で使われたり、復讐を認める野蛮な規定の典型と解されたりすることが一般的であるが、「倍返しのような過剰な報復を禁じ、同等の懲罰にとどめて報復合戦の拡大を防ぐ」すなわち、あらかじめ犯罪に対応する刑罰の限界を定めること(罪刑法定主義)がこの条文の本来の趣旨であり、刑法学においても近代刑法への歴史的に重要な規定とされている。(ハンムラビ法典 wikipediaより)

 成る程。法典本来の趣旨は倍返しの過剰な報復合戦の拡大を防ぐ。って事なんですね

同等の懲罰はあっても過剰な報復・復讐は駄目よ!って事ですかね

ふむふむ・・犯した罪に対するそれなりの刑罰は当然あるけど、それ以上の

復讐を推奨する様な内容は感じ取れませんでした。

詳しくないけど今とあまり変わらない様な・・まあこれは私個人の感じ方であって

読む人によっては感じ方や解釈がまた違ってきますものね。

色々見てみると、復讐ものである!と言う人と、復讐ものではない!と言う人と

意見も様々みたいです。

 

復讐劇と言えば、時代劇でよく見る“親の仇~”って言いながら仇討する娘さんの話。

あれは好きです!あれこそ “the復讐” みたいな、後味スッキリでおじいちゃん

おばあちゃん達(私も)が好む最高の物語だと思ってます。頑張れ、娘さん!

 

最後にとってもいい事が書いてありましたので御紹介しておきます!!

あとがきにある文言だそうです

 

強者が弱者を虐げないように、正義が孤児と寡婦とに授けられるように

ハンムラビ法典 wikipediaより)

ええ? 私の事じゃないですかあ~!4000年も前に私の為に法典作ってたなんて!!

ハンムラビ王よ、ありがとう!!ありがとう!!号泣~~

 

 *長々と書きましたがこれが言いたかったわけです。数行で済む話でしたね・・・

                

   

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    ひまわりは暑い夏が似合う