嘘の無い世界☆それは☆彼の世界

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自閉症で重度知的障害のある息子。虐待で支援学校に行けなくなってから早7年。傷ついた心は何処へ

超・個人的に思う、特別支援学校。

 前書き

 

 **エテは特別支援学校に入学するも怪我で直ぐに行けなくなりました。あれから6年

が経ち中学生ですが、いえ中学生の筈ですが今も何処にも行く事が出来ず家に居ます。

中学校の入学式にも行ってないので中学生と言えるのかも疑問ですが笑。要は学校とい

う場所にほとんど行ってない、在籍してないのと同じ。。。みたいなものです。私は特

別支援学校という所が本来どういう所なのか、どういう役目を果たす所なのか結局全く

わかりません。ですので今回書く内容は3か月間の通学で感じた事、思った事です。他

の子供達と同じ様に普通に長期間行けていたらまた違っていたかも知れません。残念と

いう想いしかありませんが。しかし、日本全国、沢山の特別支援学校で働いていらっし

ゃる先生方は子供達や保護者の方々と良好な関係を築いておられるのだろうと思いま

す。そういう先生方に深い敬意を表したいと思います。私は昔から【ストレッチマン

というテレビ番組が好きでエテが生まれるずっと前から見ていました。番組の中の一部

に全国の支援学校が舞台になるところがあります。学校の先生方が悪者になり子供達

(支援学校なので障害がある子供達なのだろうと見受けられました)に対して悪さをす

る。先生たちは変装して誰かも分からずその見た目の怖い事、怖い事!!声色も変え、

まるで俳優さんみたいです。その怖い悪者(変装した先生)から追いかけ回され、泣き

叫びながら逃げる子供達、他の先生達の後ろに隠れたり、抱きついたり。それはもう修

羅場、子供達からしたら地獄。。そこでストレッチマン登場!!先生扮する悪者を無事

退治して説教して、最後は皆で仲良くストレッチして終わり!!めでたしめでたし!!

という内容。面白くて本当に大好きな番組でしたが、今は気持ち的に見れなくなってし

まいました。残念。**

 

 

入学前

 

 

理由があり何の迷いもなく特別支援学校に決めた

新入生の家庭ではどこでも同じだろうが、

我が家も入学するにあたりワクワクで学校用品を準備した

やっぱり1年生と言えばランドセルでしょ!!定番!!

ピッカピカの~~一年生~~♪だもんねえ(*^o^*)

運よくランドセルは知り合いから貰える事になった

作りがカッコいい!赤いけどそんなの気にしない。

このランドセルを背負って行くのかあ~~と感慨深い

が、学校ではランドセルは必要ないとの事。

教科書は使わないのでリュックとかそういう物でお願いしますという事。

まあ、そうだよなあ。。。凄く残念だけど。

知的障碍、身体障碍の子がほとんどだろうし教科書必要ないか。。。

エテも今は教科書よりオムツの方が大事な物だしなあ。。。

 

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 入学後

 

 

入学後、何をやっていたのか?

絵を描いたり、遊んだり、洗面器風呂(先生談)とか。。

大した日数行ってないのでわからないが、確かに教科書は使わなさそうだ

エテは文字が大好きだった

ひらがなも数字も書くのが大好きだった

先生には文字について話した事があったけどエテが学校に行ってる間、

文字遊びをやって貰ったかどうか結局聞く機会はなくなってしまった。

強制的にお願いしたのではなく、学校に少しでも早く慣れて貰う為の

提案だった。。。多分忘れられていたのかなあ。

先生と生徒(エテ)が1対1の関係であったので、多少は、

融通を聞いて貰えるかと思ったのは母の甘えだったのかも知れない。

教科書、教材を使わないという事はこういう事なんだろうなあと思った

文字が大好きでも学校で教科書を使わない以上文字を教えて貰ったり、

文字で遊んで貰ったりという事がないし、お願いもしにくい状況。

 

 文字に親しむという事

 

 

1年生の6月から学校での怪我と恐怖から登校拒否状態。

なので、その後の事はわからない

学年が上がると文字に関わるという事があるのだろうか?

高学年になったり、中学生になったり、高校生になったり。。

いずれ就職もするだろうから何処かの時点で学ぶのかもしれない

エテにとって文字とは日常生活でも常に関わる身近なものだ

正直支援学校で教科書は使わないと聞いた時はショックだった

知的、身体的に障害が有っても、普通の学校と同じ様に、

教科書は配布されるのだろうと勝手に思っていたので。

本屋さんで教科書を扱っていないか調べてみよう!と思った矢先に

学校に行けなくなったのでそのままになっていた。

 

 

登校拒否が続いている中、ある時先生(1年当時の担任ではない)

に聞いてみた。

『支援学校で普通学校の教科書って取り扱ってるんですか』

『ないですねえ、本屋さんか何かで個人で取り寄せるしか。。』

『ああ、やっぱりそうですよね。。。』

 

それから暫くしたある日

『お母さんが言ってた教科書の件ですが。。。』

『はい?。。♡₍₍ ◝(・ω・)◟ ⁾⁾♡。。わくわく期待

『ちょっと調べて持ってきました<(`^´)> エッヘン

『ええ~~!!!ありがとうございますう~~~!!!』

『これに入れておきましたので使ってください!!』

茶封筒を貰う。

 

  • (*´艸`) ゚+。:.゚メッサ嬉シィ゚.:。+゚
  • ええ先生や。。。

 

わくわくして茶封筒を開ける

 

 

 (; ・`д・´) ナ、ナンダッテー!! (`・д´・ ;)

 

 ああ~~~~~~っ!!

センセ~~~~~ッ!!

これちゃうよ~~~っ!!

 

これ教科書ちゃうよお~~~~っ!!!!

 

 

親切な先生が茶封筒に入れてわざわざ持って来てくれた物。。

それは。。。教科書ではなく。。

 

 

ドラえもんみたいなぬり絵みたいなプリント少々

 

 

。。。( ;∀;)ありがと、先生。。。

 

先生が次に来た時

『エテ君、この前のどうでした?使ってくれましたか』

『ああ、はい。。ありがとうございました。。。』

 

 

先生、御免なさい。

あの時、嘘言いました。

あのプリント。。

エテは、よく見もせず捨ててました。。。

わざわざ持って来てくれたのにすみません。。

でも、お気持ちだけは母が有り難く頂戴しましたので(・`ω・)