嘘の無い世界☆それは☆彼の世界

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自閉症で重度知的障害のある息子。虐待で支援学校に行けなくなってから早7年。傷ついた心は何処へ

褒められるの嬉しい!ずっと覚えている褒められた事

褒められるのは嬉しいね!

エテがお手伝いをしてくれる。

「お手伝いするよ」とか「お手伝いしたよ」とか自分から言う事は出来ないエテ。

自分がやりたいと思った事をやりたい時にやる。

それがお手伝いになっているとも、誰かの助けになっているとも思わずにやっている感じ。

そういう感じなので小さなお手伝いなんかは、もしかしたら気付いてあげられていないかもしれないというエテのお手伝い。

 

目に付くようなお手伝いもたくさんやってくれる。

例えばいっぱいになったゴミの袋を結んでくれていたりとか、トイレットペーパーを新しいのに入れ替えてくれていたりとか・・

簡単な作業ではあるがそんな感じのお手伝いもやってくれている。

 

本人は別に褒めて欲しいと思ってやっているわけではないので終わればそれでよくて、私に教えに来る事は絶対にない。

 

私はエテが何気なくやってくれるそういったお手伝いが凄く凄く嬉しい。

 

あたり前の様にやっていつもの顔をしているエテがこの上なく可愛らしく思える。

 

可愛いし、嬉しいので直ぐに褒める!

すごく、すご~く褒める!!

 

「ありがとう~!!偉いね!!!」

「ありがとう~!優しいね!!!」

 

何度も言うが、エテは褒められたくてやっているわけではないので母の声を聞きちょっとビックリする。

何の事だろうと考えている顔はキョトンとしている。

 

母は嬉しいのである

エテが自分から何かをやってくれる事が凄く嬉しいのである。

 

だから凄く褒める!

 

「ゴミの袋結んでくれてありがとう~!お利口だね~♪」

 

小さい子を褒めるように何度でも何度でも褒める。

 

母は嬉しいよ!エテのお手伝いがこんなにも嬉しいんだよ!という感情をそのまま伝えたいので多分、もの凄く大袈裟な褒め方になっていると思う。

 

褒めて褒めて褒められてエテも悪い気はしないらしい。

自分が何か良い事をしたのだろうと何となくわかるのだろう

 

「ゴミの袋結んだ、ありがとう」と私の言った言葉をオウム返しする。

 

いや、オウム返しではなく私にもう一度この言葉を言って欲しいとの催促。

 

「ゴミの袋結んでくれたね~ありがとう~優しいね~」褒める。

 

エテがまた催促する「ゴミの袋結んだ、ありがとう」

母が応える「ゴミの袋結んでくれたね~ありがとう~偉いね~」

 

そしてエテがまた催促・・・と、この後はこのやり取りが延々とつづく・・・

 

 

長い時は20回ぐらい続き、終わったかなあと思った頃にまた思い出して誉め言葉を催促する。

 

ちょっと疲れるが・・全然大丈夫である!

 

ありがとうね、母は感謝しているよ

 

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笑える幸せ・・君へのプレゼント

 

褒められた事は覚えている。

誉め言葉というものをエテは多分知らないであろう。

 

だが自分がやったゴミの袋を結ぶという行為は母を笑顔にしているし、ありがとうと何回も言ってもらえる

 

自分は良い事をしたに違いない、もっとありがとうを言ってもらいたい・・

 

ありがとうという感謝の言葉、そして心から褒めてあげる行為はエテの心に強く響いている事がよくわかる

 

何故なら、褒められた事はずっと覚えていてくれるからだ。

何でもない時、褒められた時の事を思い出すらしくありがとうの催促をしてくる

私は完全に忘れている事でもエテはしっかり覚えている

何を褒めたんだっけか!?と思い出しながらまた褒めてあげる

 

凄く凄く褒めてあげる!!

 

褒める事に遠慮はいらない

 

どんどん褒めてエテを良い気分にさせてあげようではないか・・

 

 

エテを褒めてる時は母の気持ちも穏やかで優しくなってるのがわかるしね

 

 

褒めるって・・

 

 

何だか、素敵やん°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°